銀行印

銀行印とは、銀行・労働金庫・信用金庫・信用組合などの金融機関で口座を開設する時に必要な印鑑のことです。 「銀行取引印」や「銀行届出印」とも呼ばれることがあります。近年では一部金融機関では、代わりにサイン(署名)で確認することもあります。

銀行印は金融取引において非常に大切なものです。認印とは違い、紛失した時には手続きが必要となりますので、保管には十分な注意が必要です。 通帳と銀行印があれば、本人でなくてもお金を引出すことができてしまいます。 銀行へ預けているお金を守る役割を持つため、三文判でも登録は可能ですが、オーダーメイドの印鑑を銀行印にすることをオススメしております。


銀行印に出来る印鑑の条件

一般的には銀行印はシャチハタ印やゴム印以外であれば登録できます。 木、動物のキバ、角、金属、プラスティックでしたらどの印材でも大丈夫です。

全国銀行協会によると、銀行印のサイズは決まっておらず、小さくても約10ミリ程度の文字が読めるサイズから、大きくても約20ミリ程度の銀行口座開設、申込書の届出印をおすマス内に収まるサイズであれば問題なく登録できます。10ミリ~20ミリの大きさでお作りするとよいでしょう。平均的な銀行印のサイズは12ミリです。


銀行印にオススメの印材

さきほど述べたように銀行印は木、動物のキバ、角、金属、プラスティックでしたらどの印材でも登録が可能です。 ですが、一度欠けてしまうと銀行印としての効力を失い窓口で断られてしまうケースもあります。
なるべく欠けにくい丈夫な印材でお作りすることをオススメします。チタンは丈夫で錆びにくいので、一生お使いいただけ銀行印として最適な印材です。 また黒水牛や白牛角、象牙もプラスティックや木に比べて丈夫です。乾燥しにくい場所で保管するとさらに長持ちします。


銀行印にオススメの書体

銀行印は読みやすい書体でも、読みにくい書体でもどちらでも大丈夫です。 読みやすい書体がお好みの方は、丸みを帯びた「古印体」、 読みにくい書体がお好みの方は、末広がりで縁起が良いといわれる「印相体」がオススメです。


銀行印は下の名前でも登録出来る

女性の場合、結婚すると苗字が変わってしまう為、下の名前で登録されるケースもあります。 その際には下の名前を「印相体」の「横書き」でお作りすることをオススメします。 「お金が縦に流れないように」という意味が込められており、横書きの銀行印が縁起が良いのです。


銀行印はイラスト入りでも登録出来る

ほとんどの金融機関では、銀行印は苗字や下の名前以外に、イラストが入っていても登録出来ます。 近年イラスト入りのハンコは印鑑・シャチハタ共に人気があり、当店でも銀行印としてもイラスト入り印鑑をお作りすることが多いです。 誕生花やお好きな動物のイラストが入ったオリジナリティ溢れる銀行印だと貯金も楽しく出来るかもしれません。
※但し、金融機関によっては登録出来ない場合もありますので、ご登録の際にはご利用の金融機関に一度お問い合わせいただくと確実でしょう。