会社実印とは
会社実印とは、本店所在地に届出している会社の実印のことをいいます。 経営者が会社の代表者として、契約を結ぶとき等に書類におす印鑑のことです。 また、会社の代表者の印鑑という意味で、「代表者印」とも呼ばれています。 会社実印の大きさは、1辺が1cm以上で3cm以内の正方形に収まればいいとされています。 会社実印などの法人印の内枠には、基本的に個人のお名前は入れません。個人名にしてしまうと、代表者が変わった時には、印鑑も変えなければいけないからです。
会社実印の外枠には会社名や商店名が入ります。内枠には株式会社や有限会社の場合「代表取締役印」、個人のお店や合同会社の場合は「代表者印」と入ります。
会社役職印を作成する場合は、それぞれの役職を表すように内枠には「取締役印」「会長之印」「部長之印」等の役職名が入ります。
会社実印等の内枠の名称について
会社実印等をつくる際には、法人の種類によって内枠が異なります。会社実印等の内枠の名称は、下記の一覧の通りになります。代表取締役印…株式会社・有限会社・相互会社
取締役印…有限会社(役員が1人の場合のみ)
代表者印…合同会社・合名会社・合資会社・有限責任事業組合
代表社員(代表社員印)…合同会社
理事之印…特定非営利活動法人・社団法人・財団法人・学校法人・医療法人・労働組合・社会福祉法人・農業協同組合・消費生活協同組合
代表理事之印…特定非営利活動法人・社団法人・財団法人・学校法人・医療法人・労働組合・信用金庫・農業協同組合・社会福祉法人・消費生活協同組合・中小企業等協同組合
代表職務執行者之印…合同会社
業務執行社員之印…合同会社
代表役員…宗教法人
有限責任事業組合員印…有限責任事業組合
有限責任事業組合員…有限責任事業組合
会社実印にオススメの印材
会社実印は、個人の実印以上に防犯性や耐久性に優れた印材を選ばれることをオススメします。
会社実印は、個人の実印と比べて変更が難しく、変更による影響も大きいので長期の使用が必要となるからです。
また、偽造や複製のリスクを減らすためにも、機械彫りしたできない印材を選ぶのは避けた方がいいでしょう。
象牙は、耐久性に優れており、縁起物でもあるので、会社実印には最適です。
チタンは、手彫りはできませんが、耐久性、耐摩耗ともに優れており、メンテナンスフリーでこちらもオススメです。
会社実印にオススメの書体
当店では印相体とてん書体から書体をお選びいただいております。 また会社名が解りやすいてん書体がもっともよく選ばれております。
会社実印は2つの形から選べる
一般的に会社実印には「天丸タイプ」と「寸胴タイプ」の2種類の形があります。
「天丸タイプ」は上部が丸く、途中がくぼんだ形のもので、
「寸胴タイプ」は個人の印鑑と同じように円柱の形のものです。
てん書体をお選びいただいた場合は「天丸タイプ」、
印相体をお選びいただいた場合は「寸胴タイプ」でお作りすることが多いです。
寸胴タイプの印鑑は、重要な契約書類などに押印をする際に印面を確認しながら上と下を見分け、 確認するという意味があり、
「自分の分身である印鑑に傷をつけない」という教えからアタリをつけない事が一般的となっております。
印相体という縁起の良い書体でお作りする場合は、印材に対しても縁起の良い寸胴タイプがオススメだからです。
ご要望がございましたら、もちろん変更できますのでお気軽にご相談下さい。